医博もなんか魅力的

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昨日,病院にて2人目の被験者のデータを取得。なにせ,検査入院の人数がそれほど多くない病気を扱っているので,どうしてもこのくらいのペースになってしまう。できるだけ3ヶ月で2人程度のペースで取りたいんだけどね。客観的な結果を得るには数年かかるな。

だけど,途中経過でも,こんなんでましたけど〜的な論文だったら書けるかも。いやいや,そんな半端な論文じゃもったいない。出来るだけ被験者を増やして,満を持して(英語で be fully prepared for an opportunity と言うらしい)インパクトファクタの高いところに出したい。

医博申請に必要な論文数はたった1編?

聞いた話だが,医学系では英語の論文誌に論文が掲載されると,その1編だけで博士号が取れるとか。博士論文も,その採択された数ページの論文に表紙をつけて10ページ程度の学位論文で提出するとか。

えー,本当に?工学の世界では普通は最低3編必要。博士論文は200ページくらいの冊子に纏めなきゃならない(大学によっては英語の試験が別途あるとか)。分野によって随分違うものだなぁ。

だけど,先に述べたように,被験者のデータを集めるのに時間がかかる場合,研究実績だってそう簡単に積み上がらない。医学の場合,そういう事情を考慮して本数が少なくても認められるのかもしれない。

文系の博士号や東大博士の難しさ

医学博士で作家の渡辺淳一が「博士号取得者の半数は医学博士」と言ってたが,あながち誇張ではないかもしれない。逆に文系の博士号取得は非常に難しいとか。かの竹中平蔵でさえも,有名になる前の話だが,東大に提出した博士論文が認められず,阪大で経済学博士を取得したとか。

まぁ,もともと東大は,学位授与にせよ学内の採用(昇進)人事にせよ,東大卒以外の人に対して異常なくらい高いハードルを用意する(そのハードルが結構曖昧で,論文数とかインパクトファクタとかはっきりとした数値の基準が無い)。竹中平蔵は一橋大卒だから,博士論文の内容そのものより,そういったのが要因で認められなかったのかも。

ワタシの指導教員だった先生(東工大卒)もそれで苦しんだと言ってた。そこまでして東大にこだわる必要もないような気がするんだが,まぁ,優秀な研究者は東大で学位取得することを目指すんだろう。その辺の価値観はワタシなどとは世界が違いすぎてわからない。

医者でないのに医博

話を戻すと,共同研究している医師の先生から,論文が医系の雑誌に載れば医学博士も取れるよと言われた。う〜,魅力的。工博と医博をダブルで持ってる人を何人か知ってるが,やはり医工の境界領域で研究してる先生が多い。工学者は研究内容によっては医博を取れるけど,逆はほとんどありえない.ダブルディグリーのほとんどは工学者だ.

ちなみに医学博士は,医学の発展に貢献した人(=医学関連の論文誌に論文が掲載された人)であれば,必ずしも医師でなくても取得出来る。だけど,東大のケースと同じように,医師でない人が医博を申請すると,異常に高いハードルが用意されていたりして(十分ありうる)。

それでも,医博を目標の1つにするのはなかなか魅力的だ。医工学という境界領域で生きて行くんだったら,医博は単なるお飾りではないから,取得する意義も十分ある。もちろん,まだ夢物語。それに,あくまでワタシの専門は工学なので,工博が最優先なのは自明だしね。