あなたは同姓同名の人と一緒に仕事をしたいですか?

職場の若い子のことなんですけど,今年転勤でやってきた子と姓名の韻が非常に似ていて「なんか嫌だ」と言ってました.それを聞いてふと思ったのは私の学生時代.

私のときはバブルが崩壊した後でしたが,まだそんなに就職戦線が厳しい時代ではなく,同じ大学のOBがリクルーターとしてよく来ました.その中に某自動車メーカーの先輩たちもいて,飲みに連れて行ってくれたんですが,そこで,

「君と同姓同名の社員がうちにいるよ.」

と言われました.しかも,同じ大学で3つ年上だとか.先輩たちは

「もし君が入ったら,何て呼んだらいいんだろうね.下の名前も同じだったら,あだ名をつけるしかないな(笑)」

とか言ってました.まぁ,親しみを込めて言ってたんでしょうけど,それを聞いて,私はそこに就職するのは辞めようと思いました(笑).

別にあだ名が嫌だとか,そういう意味じゃなく,何となく同姓同名って避けたいと心理的に思ってしまいます.そういうことってありませんか?

韓国では5つの姓で人口の半分!

そこでふと思ったのは,お隣の韓国.何とたった5つの姓で人口の半分を占めるというんだから驚きです.しかも,全国民の姓を集めても,280種類しかないとか.

一方で,日本は30万種類以上の姓があるとか.ちなみに私の姓は特別珍しいわけじゃないけど(ちなみに吉川ではありませんw),人口の多い姓の上位30位以内に入らないので,同姓同名の可能性は低いです.

ん?

それなら,韓国人の感覚ってどうなんでしょう?人口5000万人なので,たった5つの姓で2500万人を占めるということに.金(キム)さんだけで1000万人いるらしいので,同姓同名なんてごく普通のことかも?

そして,最近知ったのですが,韓国人は結婚相手に同姓の人を選ばないという風習があるらしいのです.簡単に風習といってしまいましたが,これはかなり強固な価値観らしく,ある独身女性がどんなステキな男性と知り合っても,相手が同姓だと知った途端急激に冷めるとか.

そうなると,金(キム)さんは生まれた時点で,将来の結婚相手の候補が2割少なくなっちゃうわけです.

なぜ同姓をそこまで避けたがるのか?

閑話休題.

さて,それではなぜそこまで同姓同名の人を避けたがるのか?科学的根拠などありませんが,私の勝手な私感です.

通常,人は姓名で相手を認識するためのラベリングをしますが,同姓同名だった場合それは出来ません.そうなると,周りの人は名前以外のところで2人を区別するためのラベリングが必要になってくるわけです.

つまり,同姓同名の2人が同じ職場にいると,いろんな場面で常に比較される可能性が高い.そして,

「あいつはデキる方の佐藤だ」

とか,

「あいつは根暗な方の佐藤だ」

とか,周りは勝手にそういうラベリングをするようになります.人はそのことが潜在的に分かっているから,同姓同名の人が近くにいることを避けたくなるのかもしれません.

私がもし20年前に某自動車メーカーに勤めていたら,今頃何と呼ばれていたか興味があります.もちろん職場ですから,仕事が出来る出来ないでラベリングされる可能性が一番高いと思います.だから普通の人よりはるかに業績を気にして働いていたかもしれません.

高々,姓名くらいで振り回されるのはゴメンですね.そこに勤めなくてよかったと心底思います(笑)