まだまだ学習中の私が偉そうなことは言えませんが,自分で試してコレばっちり!と思った学習方法などを述べて行きたいと思います.

今日はライティングについて.

私は仕事柄,英語の研究論文を書くことが多いのですが,英語表現についていつも悩みます.だけど,自分でこういう表現がいいかな?と思っても,その表現が実際にはどの程度使われているのかが非常に重要だったりします.

査読者から

「意味は通じるけど,もっと英語を見直した方がいいんじゃない?」

とか言われる事もしばしばありました.んで,私も以前は電子辞書を使ったりして調べてましたがやめました.電子辞書に載ってる事は限られてるので,ぶっちゃけ例文が少なすぎる.ランダムハウスでもジーニアスでもリーダースでもそうです.そこで,何を利用してるかというと,

Google Scholar

です.研究者の方は既にご存知かもしれませんが,Google Scholarは学術論文の検索サイト.ここから論文のPDFファイルに直リンクが張ってあったり,学術ジャーナルのページにリンクが張ってあったりして,文献検索になくてはならない検索エンジンです.

で,ここの検索ワードのところで,自分が思いついた表現を検索してみるんです.たとえば,

「この結果から,〜が期待出来る」

という日本語表現(論文では頻出です!)を英語で何て言うか.私だったら,

According to the results, it is expected that ….

と考えます.多分,これで意味は通じると思いますが,問題はこのような表現が一般的かどうか(つまり,他の論文でも多く使われているかどうか)です.論文で一般的に使われる表現でないと,やはりダメだと思うのです.そこで,検索窓で “it is expected that “ とダブルクオートを入れて検索します.すると,566,000件が見つかりました.これだけ見つかれば問題ないですね.

んで,次は“According to the results, it is expected that”で検索すると,一気に減って34件になりました.検索ワードが長くなれば,件数が減るのは当たり前です.だけど,ちょっと違う表現も考えてみたいところです.

まずは冠詞の問題もあるかもしれないので,“According to * results, it is expected that”で検索してみる.すると171件.見てみると,*がthe以外にもourの人もいる.なるほどね.

ひょっとして,“According to the results, it can be expected that “もありうるかもしれない.で,検索してみると,わずか5件!しかもそのうち2人は日本人の方のようです.こういう時はこの表現を使用するのは避けた方が無難です.日本人特有の表現になってしまってる可能性が高いですからね.

まとめると,

“According to * results, it can be expected that”で検索すると42件.
“According to * results, it is expected that”で検索すると171件.

なので,後者の方がベターでしょう.

とまあ,こんな感じで英文を推敲して行きます.
これをやると,非常に勉強になります.ほとんど自分一人で英文校閲が出来ますし,高いお金払って業者にお願いする事もない.勉強にもなるし,一石二鳥です.

ただ欠点は,かなり時間がかかることかなぁ.
いくら検索しても数件しかない場合とかもありますからね.そういうとき,そもそもどういう表現すればいいのか根本から考え直さないといけません.それだけが欠点です.

あとは全く英語表現が思いつかない人にとっては,この勉強法はあまり使えないかも.ある程度,最初の候補となる訳文を作れる人むけかもしれません.この方法で推敲した論文を,IEEEの国際会議で世界的にも権威あるところに投稿したところ,査読者から「非常に分かりやすく纏めており,この論文の筆者らは賞賛に値する」というコメントをもらった.「英語がマズいのでネイティブにチェックしてもらうべき」というコメントが全くなくなった.

ぜひオススメの方法なので,英作文でお悩みの方はぜひお試しください.もちろん,論文以外でも同じ方法が使えると思います.

http://sosui.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2017/06/スクリーンショット-2017-06-28-20.21.42-700x503.pnghttp://sosui.sakura.ne.jp/wp/wp-content/uploads/2017/06/スクリーンショット-2017-06-28-20.21.42-300x225.pngsosui_yoshi外国語をたしなむ英作文まだまだ学習中の私が偉そうなことは言えませんが,自分で試してコレばっちり!と思った学習方法などを述べて行きたいと思います. 今日はライティングについて. 私は仕事柄,英語の研究論文を書くことが多いのですが,英語表現についていつも悩みます.だけど,自分でこういう表現がいいかな?と思っても,その表現が実際にはどの程度使われているのかが非常に重要だったりします. 査読者から 「意味は通じるけど,もっと英語を見直した方がいいんじゃない?」 とか言われる事もしばしばありました.んで,私も以前は電子辞書を使ったりして調べてましたがやめました.電子辞書に載ってる事は限られてるので,ぶっちゃけ例文が少なすぎる.ランダムハウスでもジーニアスでもリーダースでもそうです.そこで,何を利用してるかというと, Google Scholar です.研究者の方は既にご存知かもしれませんが,Google Scholarは学術論文の検索サイト.ここから論文のPDFファイルに直リンクが張ってあったり,学術ジャーナルのページにリンクが張ってあったりして,文献検索になくてはならない検索エンジンです. で,ここの検索ワードのところで,自分が思いついた表現を検索してみるんです.たとえば, 「この結果から,〜が期待出来る」 という日本語表現(論文では頻出です!)を英語で何て言うか.私だったら, According to the results, it is expected that .... と考えます.多分,これで意味は通じると思いますが,問題はこのような表現が一般的かどうか(つまり,他の論文でも多く使われているかどうか)です.論文で一般的に使われる表現でないと,やはりダメだと思うのです.そこで,検索窓で 'it is expected that ' とダブルクオートを入れて検索します.すると,566,000件が見つかりました.これだけ見つかれば問題ないですね. んで,次は'According to the results, it is expected that'で検索すると,一気に減って34件になりました.検索ワードが長くなれば,件数が減るのは当たり前です.だけど,ちょっと違う表現も考えてみたいところです. まずは冠詞の問題もあるかもしれないので,'According to * results, it is expected that'で検索してみる.すると171件.見てみると,*がthe以外にもourの人もいる.なるほどね. ひょっとして,'According to the results, it can be expected that 'もありうるかもしれない.で,検索してみると,わずか5件!しかもそのうち2人は日本人の方のようです.こういう時はこの表現を使用するのは避けた方が無難です.日本人特有の表現になってしまってる可能性が高いですからね. まとめると, 'According to * results, it can be expected that'で検索すると42件. 'According to...アラフォー三流研究者の日常とGEEKな世界