医工コモンズシンポ

に参加して来た。

会場は慶応三田キャンパス。JR田町駅から徒歩5分。初めて来たけど,駅からこんな至近距離にあるなんて本当に便利だね。歴史ある建物が大学らしくて,なかなかいい。さすが慶応という印象。

さて,シンポの内容だが,どちらかというと医工連携の”研究”の推進ではなく,それを商品化する過程,すなわち,研究成果をメーカー側の商品開発にどのように進めていくのかというのが主テーマだった。先端医療の機器の多くが欧米製で,国産品は非常に少ないという現状のようだ。日本の企業はものづくりの技術が非常に高いのに,リスクを恐れて医療分野にはなかなか積極的に参入しないという。それを是正するために何をどうすればよいか(行政的にも,学会としても)という内容の講演が多かった。

形だけというシンポが多い中,今回参加したシンポはかなり”本気度”が高いものに思われた。だけど,うーん,ワタシとしては微妙なところ。確かに,大きな大学の研究室だったら大学院生を大量に動員し,一流メーカーを巻き込んで商品開発までやれると思うけど,ワタシの様に大学院生がいるわけでもなく,ほとんど1人で細々と研究をしてる身としては事業化など遠い話。もし,ワタシの論文の中に実用化に至る芽があるとすれば,それに興味をもった企業が論文誌とかを読んで参考にすればいいと思うし,もし特許の権利とかに関わっていれば,それを買い取ってくれてもいいと思う。商品開発に関して自分が貢献できることがあるとすればその程度かなと思う。シンポの内容は自分とはちょっと世界が違うような気がした。

だけど,多機能でなくもっと単純な機器,精度は多少粗くても安価な機器,電気が無くても使える機器などが,現場ではそれなりにニーズがあるという話は面白かった。何にせよ,シンポなどの機会は出来るだけ参加した方がいい。どこで人との出会いや有益な情報を入手する機会があるかわからないしね。