情報系博士号の専攻分野の種類は?

自己紹介にも書いてますが,私は某工学系の専攻分野で博士を取得してます.

通常,博士号は後ろにカッコ書きで専攻分野を書くことになっています.歴史のある専攻分野としては,文学,医学,工学,理学ですが,それ以外にも最近では実に様々な専攻分野が出てきました.

Wikipediaをみると,「国際広報メディア」「バイオサイエンス」「アメリカ研究」「デザイン学」など,カタカナの分野も増えて百花繚乱.時代の流れを反映してるんでしょうね〜.

というわけで,私の専攻分野に近い新興勢力(?) 情報系の学位も結構細分化しています.ざっと挙げると・・・

情報学,情報科学,経営情報,学際情報学,総合情報学,物流情報学,情報理工学,経営情報科学,国際情報通信学,システム情報科学,ソフトウェア情報学,コンピュータ理工学,システムズ・マネジメント,図書館・情報学など

うーん,ここまで来ると名前だけ見ても何がなんだかわからないです(笑).ちなみに,旧帝大を始めとする研究系大学はどういう名称の学位を出しているかというと,

  • 博士(情報理工学):東大,東工大
  • 博士(情報学):京大,筑波大
  • 博士(情報科学):北大,東北大,名大,阪大,九大,北陸先端,奈良先端
  • 博士(図書館情報学),博士(システムズ・マネジメント):筑波大
  • 博士(図書館・情報学),博士(システムエンジニアリング学):慶大

こうしてみると,旧帝大や研究系大学は比較的地味な名称が多いです.筑波の「図書館情報学」は,筑波大に合併する前の図書館情報大学の名残なのでしょうね.早大では情報系の学位がないようです.

一方で,慶大のシステムエンジニアリング学や,筑波大のシステムズ・マネジメントはなかなか奇抜です.名称からはSEに近いような気もしますが,SEだと研究にならないので実際はもっと広範な分野を含んでいるのかもしれません.

たかが名称,されど名称

学際領域がどんどん増えている現代科学を鑑みると,細分化された様々な専攻名が出てくるのもやむをえないのかもしれません.

私は古い人間なのか,やはり昔ながらの「工学」「理学」のような大括りの専攻名の方がすっきりするなーと思います.学際領域が増えれば増えるほど,細分化した専攻名より大括りの専攻名の方が良いと思うんですけどね.まぁ,こればっかりは学位授与機関である大学が考えることなので仕方ないです.

個人的には,1991年の改正以前の「工学博士」「理学博士」など括弧書きのつかない名称の方がかっこよくて好き.医者の世界では,今でも「博士(医学)」じゃなく「医学博士」「医博」と自称している人が多いです.

だけど,そうなると例えば「博士(コンピュータ理工学)」「コンピュータ理工学博士」などという呼び名になるのか?な,長すぎ(笑)