【北九州】ある小倉日記

北九州小倉に旅してきました。実はこの街.2人の文豪に関わる土地だったことを知りました.

一人は松本清張.私が大好きな作家の一人です.作品の中に漂う重苦しい独特の世界観に惹かれます.「ゼロの焦点」「砂の器」「点と線」は本当に面白かった!

もう一人は森鴎外.言わずもがな,夏目漱石と並び明治の文豪!でも,鴎外は教科書で「舞姫」が出てきたくらいで実はほとんど読んだことないです(汗).

で,今日は二人の文豪に関ってみることに♪

まずは「松本清張記念館」へGo.

なかなか立派な建物.デザインもモダンでしたねー.中では清張が東京に住んでいたときの杉並区の自宅をそのまま再現してました.撮影禁止なので,中の写メはありません.

清張は考古学にも興味があったり,水彩画や絵手紙も趣味で描いていたのが印象的.文壇デビューしたのが40歳を超えてからというのが驚き!なんとも遅いスタートですが,それまでは印刷工をやってたり,戦争にかり出されたり....苦労が多かったようです.

あまり知らなかった清張の半生を知って,妙な親近感を抱いてしまった.やはり,そういう半生があるからこそ,あの独特の世界を描くことができるんでしょう.地下の売店で清張の本がたくさん売られてましたが,つい買ってしまいました(笑)

そして買ったばかりの本を片手に立ち寄ったのは,「三木屋cafe」という古民家カフェ.うほっ!いい雰囲気を醸し出してます♪

で,入り口を入っていくとこんな感じ!オープンテラスもあるんですね~.でも梅雨の時期だったし,この日はちょっと肌寒かったので外で食べてる人はいませんでした.

明治か大正時代の建物でしょうか?静かで落ち着いていて,とても居心地がよかったです.

ここで,先ほど買った「或る「小倉日記」伝」を読みました.

あぁ・・・何ということでしょう!(←ビフォーアフター風に)最後はなんとも虚しい.努力が報われず・・・でも,世の中それが普通でしょう.その現実を冷たいほど客観的な視点で物語にしてますね.この作品で清張は芥川賞を受賞したといいます.

何とも重たい結論でしたが(笑)気を取り直してここでランチ♪

お蕎麦のパスタをいただきました.かぼちゃのキッシュも美味しかったです!とってもヘルシー.お皿もすごくオシャレ♪

デザートも美味しかったです♪

床の間のミニ盆栽がイイ雰囲気を醸し出してました。古民家カフェが好きな人には、気に入ってもらえると思います。

関連ランキング:カフェ | 平和通駅旦過駅小倉駅

そして次に向かったのは,「森鴎外旧居」.ここは無料で見学できました.

無料と言っても,きちんと庭も綺麗にしてあって,当時の雰囲気が残ってます.

家の中は襖で区切られた和室がいくつもありました.典型的な日本家屋.だけど全体的に小さい感じ.私は何度も縁に頭をぶつけました.それもそのはず,当時の日本人男性の平均身長は155cmとのこと.鴎外は160cm以上あったようで,当時にしては長身だったとのことです.

だけど183cmの私だとさすがに狭い!当時私が生きてたら,真っ先にシベリアの最前線に送られていたかもしれません(汗).

清張の短編小説「或る「小倉日記」伝」は,鴎外がこの屋敷に住んでいた時に書いた「小倉日記」をめぐる物語.読み終わった直後にそのゆかりの地を訪れると,感慨深いものがあります.

事前情報なしで,ハプニング的にいろんな出会いを楽しむのは旅の醍醐味♪ だけど郷土の歴史を存分に楽しむには,ある程度の予習が必要ですね.面白さが断然違います!