ResearchGateとは何か?

数年前,よくわからないまま登録したResearchGateというサービス.たまに論文検索をしてるといいものが見つかることもあるんだけど,基本的にほとんど放置状態だ.

で,このサービス,結局のところ一体何なんだ???

ふとそう思ったので,登録して何年も経つので今更なんだけどいろいろ調べてみた.それで分かったことは,

  • 研究者向けのSNS
  • ジャーナルのように成功した結果だけでなく失敗した結果も共有できる
  • 世界中の研究者がレビューしてくれる

などなど,そんなことが分かった.また,あるサイトではResearchGateのメリットとして「STAP細胞が小保方氏のやり方ではできない」という事実も「失敗した結果」として,あんなに大騒ぎになる前にいち早く情報共有できたかもしれないとのこと.

なるほどなと思わんでもないけど,それを聞いてうーむ・・・・と唸ってしまった.失敗した結果を共有する意義は,小保方氏の話を例にとれば説得力があるように思えるけど,私はどうも釈然としない.

なぜなら,研究というのは失敗の蓄積なくして成功がないわけで,そのような「貴重な失敗談」をわざわざライバルの研究者に教える人たちがいるのか甚だ疑問だ.苦労して苗から育てた柿の木だったが,実がなるとたちまち他人に奪われるようなものだ.

相手の素性がそもそもよくわからない

似たようなSNSとして,他にもLinkedInがある.こちらも私はよくわからず,登録しただけでほとんど放置状態なのだが,怪しい経歴の人物がときどき繋がりを申請してくるときがある.

SNSだから本人確認などいい加減だろうし,偽名や偽の写真を使っていてもこちらは確認するすべがない.ResearchGateも本人確認などほとんどなかったように記憶してるので,どんな人物かなど分からない.それを言ってしまえば,SNSはみんなそういう危険性を有しているのかもしれないが・・・

こちらのページでは,researchmapを引き合いにしていたが,researchmapはSNSのような機能も確かにあるけど,ただの業績データベースのようなものだ.前身がReaDだからそれもやむなしだが・・・.

何でもオープンにすればいいのか?

それで,私の結論

すごくネガティブな考えかもしれないが,研究者同士がSNSで繋がっても,さしてメリットはない.失敗談の共有は非現実的.世界中の研究者がレビューしてくれるというのは,逆に言えばアイデアを盗まれる可能性だってある.公平性や正統性を担保するためにはシークレットにしなければならない.何でもオープンに共有すれば,みんなでハッピーになれると考えるのは,ちょっとムシが良すぎるというもの.

オープンにするメリットが唯一あるとすれば,過去の論文のドラフトや公開されていない研究会の資料を無償で共有できることくらいか.

SNSで知り合いになるのもいいけど,学会などに参加して対面で人脈を広げた方がいい.

と思うのは,古い人間の考え方なのかも?